介護職は無資格でも就業可能です。
しかし、将来昇給や昇進を希望したい場合は介護の資格を取得することをおすすめしています。
ただし、介護職の基本的な資格である介護職員初任者研修も取得費用が高額になることから敬遠する人も見られます。
働きながら介護資格取得を支えてくれる事業所も存在します。
しかし、働きながら自分の時間を使って資格取得のために勉強をするのは「休息時間が持てない」などの弊害が生じることもあります。
まず資格を取得してじっくり腰を据えて学び、資格を取得してから就職したいという場合は、ハローワークの求職者支援制度による公共職業訓練を利用することをおすすめします。
ハローワークで行っている公共職業訓練では、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士の資格取得が叶います。
実務者研修までは6ヶ月程度、介護福祉士に関しては2年間の職業訓練で資格取得を目指せます。
なぜハローワークでの公共職業訓練が魅力的かといえば、テキスト代などは自己負担となりますが、無料で職業訓練が受けられます。
資格取得後は就職サポートを受けられるため、即就業も可能です。
なによりも求職者支援制度を利用し、受給要件を満たせば、毎月10万円の職業訓練受講手当を受給できますので、毎日の生活資金もある程度確保可能です。
もちろん、職業訓練受講手当の支給要件を満たさない人でも職業訓練を無料で受けられることは大きなメリットとなるでしょう。
2023年4月より、求職者支援制度による訓練対象者や職業訓練受講の際に発生する交通費(通所手当)の支給対象者の条件が緩和されたので更に魅力的な制度となることでしょう。